妊娠中や妊婦が溶連菌感染症に感染した時の治療法

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溶連菌は、常在菌の一種ですが、妊娠中は、常在菌のバランスが崩れ、溶連菌感染症を発症することがあります。

溶連菌感染症を発症しても、妊婦には、目立った症状が現れないことが多く、気づかれないこともしばしば。

ただし、溶連菌が赤ちゃんに感染すると、時に重症溶連菌感染症を発症します。

赤ちゃんを溶連菌感染症から守るため、妊婦は、どのような治療を受けるのでしょうか?

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妊婦と赤ちゃんの症状の違い

溶連菌には、4種類あります。

A群、B群、C群、G群です。

A群、C群、G群は、咽頭や皮膚に常在し、主に咽頭炎や皮膚の感染症を引き起こします。

B群は、消化器、泌尿器、生殖器に常在し、妊娠していない時に感染しても、膀胱炎などの尿路感染症を引き起こすにとどまります。

妊娠中に感染が問題となるのは、B群溶連菌です。

B群溶連菌は、常在菌です。

成人の約30%が、保菌しているとされます。

保菌しているだけでは、何も症状は現れません。

そのため、自分が、B群溶連菌を保菌していると、妊婦は気づきません。

B群溶連菌の保菌が問題となるのは、出産時に、赤ちゃんが産道を通る際、感染してしまう可能性が高いからです。

溶連菌を保菌している妊婦から生まれた赤ちゃんの約50%から、溶連菌が検出されます。

赤ちゃんが溶連菌に感染すると、時に、重症溶連菌感染症を発症します。

重症溶連菌感染症は、髄膜炎、敗血症、肺炎などを引き起こし、死亡することがあります。

重症溶連菌感染症を発症する赤ちゃんは、0.1%以下。

最も危険なのは、生後24時間以内に発症した場合で、発症後の死亡率は、25~50%です。

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▶︎溶連菌感染症が引き起こす可能性のある合併症とは?

分娩時に抗生剤を点滴投与

妊娠中に溶連菌に感染しているかどうかは、自覚症状だけでは、判明しにくい状態です。

細菌感染が膣内で起き、子宮にまで及ぶと、絨毛膜羊膜炎を引き起こし、おりものが増えたり、発熱したり、子宮が痛んだりします。

しかし、保菌しているだけでは、症状は何も現れません。

そこで、すべての妊婦に対して、妊娠35~37週で、膣・直腸の培養検査が行われています。

菌の培養検査をして、初めて保菌しているかどうかが分かるケースが多いためです。

培養検査の結果、B群溶連菌を持っていることが判ると、赤ちゃんへの感染を防ぐために、抗生剤の投与をします。

投与される抗生剤は、通常は、ペニシリン系です。

ペニシリンにアレルギーを持っている場合は、エリスロマイシンなど、別の種類の抗生剤が使用されます。

抗生剤の投与が行われるのは、分娩時です。

赤ちゃんが産道を通る時に感染するのを防ぐためです。

陣痛が始まったら、抗生剤の点滴の準備をし、出産が終わるまで、点滴が続けられます。

▶︎溶連菌感染症とインフルエンザが同時に併発する事は?対処法は?


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